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勤務先はいろいろある

勤務先はいろいろある

介護スタッフの勤務先は多岐に渡っていますが、その種類は大きく分けて2つあります。介護スタッフが介護者の自宅を訪れて介護サービスを行う訪問サービスやデイサービスなどの通所サービスを行う居宅サービスと、特別養護老人保健施設や介護老人保健施設、グループホームなどの施設で24時間介護サービスを行う施設サービスです。

居宅サービスとは

居宅サービスといってもそれぞれ訪問サービス・通所サービス・短期入所サービスにカテゴリ分けされており、そこからさらにサービス内容が分かれて、全部で12種類あります。居宅サービスについてひとつずつ見ていきましょう。
まずは「訪問サービス」ですが、介護スタッフが行う訪問サービスには訪問介護員が高齢者の自宅を訪問して排泄や入浴の介助などを行う身体介護や洗濯などの生活援助を行う訪問介護、入浴専用車両が自宅を訪問して介護者の入浴を介助する訪問入浴介護のことです。訪問介護員はホームヘルパーとも呼ばれ、介護職員初任者研修の修了が必須ですが、一人の人と向き合って介護サービスを提供するため、思いやりの心を持って接することがなによりも大切です。また、訪問介護員はどちらかといえばパートやバイトとして働いている人が多いのが特徴です。時給は地域や仕事内容によって違いますが、実践的な介護の研修を行っているところも多いため未経験で介護職にチャレンジするには最適です。
次に「通所サービス」ですが、通所サービスには日中に高齢者をデイサービスに送迎して食事や入浴の介助、リハビリやレクリエーションなどの通所介護のデイサービスと、介護老人保健施設や老人病院などに通ってリハビリを受ける通所リハビリテーションのデイケアがあります。これらは高齢者が自立した日常生活を支援するだけでなく、孤独の解消や家族の負担を軽減することも目的としています。
そして、「短期入所サービス」ですが、ショートステイといった方が分かりやすいかもしれません。短期入所生活介護と短期入所療養介護に分かれていますが、高齢者を数日から長くても2週間程度預かって介護サービスを行います。同居中の家族が留守のときや病気などで介護が難しいときに利用することが多いです。

施設サービスとは

施設サービスは介護老人福祉施設サービス、介護老人保健施設サービス、介護療養型医療施設サービスの3種類に分けられていますが、大きな特徴は24時間体制で介護サービスを提供する、ということです。
まずは「介護老人福祉施設サービス」ですが、これは要介護度3以上の高齢者が入所している特別養護老人ホームでの介護サービスのことです。一人一人を尊重しながら自立した生活が送れるように日常生活の介護やリハビリを行います。長期の入所が可能なため非常に人気が高くなっています。
次に「介護老人保健施設サービス」ですが、これは介護老人保健施設で医療管理の下、在宅復帰に向けてリハビリを目的としていますが、期間が区切られており長くても3ヶ月しか入所することができません。
そして、「介護療養型医療施設サービス」ですが、これは介護量型医療施設にて介護サービスを提供することですが2017年度末に介護老人保健施設への転換により廃止することが予定されています。

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